2015年09月12日

50年の時を超えて守られた生命、奇跡をつなぐ

この夏私は被災地ボランティアのため東北で過ごしていました。
未だに震災の爪痕が残っていて多くの人が仮設住宅に住み、まだまだ人の手も経済支援も必要な状況だと感じました。当時の被災状況をたくさん聞かせてもらいましたが、とても印象的だったある場所で起きた奇跡をお話します。

20150820_112113.jpg を表示しています

この写真左側に鉄柵のついたスロープがあるのわかりますか?
これは海辺に建つ旅館の横に設置されている津波が来たときに高台に上るためのスロープです。本来、津波が来てもこの旅館に逃げれば大丈夫と災害時の避難場所に指定されているのですが、過去の津波の経験からもっと高いところへ避難する道が必要だと50年前に作られたのだそうです。実際3.11の津波の時にこのスロープを使い旅館にいたお客さんも従業員も全員避難することができました。

この奇跡の話は50年前にスロープを作った人がいたから助かった、だけではなくスロープがいざという時いつでも使えるようメンテナンスを50年間続けてきていたからこそ生まれたのです。災害の教訓は時が経てば記憶から忘れてしまいがちだけど、未来に生きる人の命を守りたいという強い“思い”を50年間途切れず繋いできたことが全員生還という奇跡を起こしました。

旅館は全壊こそ免れましたが大幅に修繕工事を行い、震災翌年より営業を再開されています。建物の修繕とともに新たに写真右側にある木製のスロープが作られました。地面をよく見ると枕木があり車椅子でも上がれるようになっています。もちろん二つとも旅館の従業員と住民の手でメンテナンスは継続されています。


ボランティア期間が終わり関西へ帰る間際、お世話になった旅館の女将さんにこんな言葉をかけられました。

「街は大きなダメージを受けたけど、新しい街づくりは挑戦なのよ。あなたたち若い人をみていると挑戦者がたくさんいて心強いなって勇気がもらえるの!!」

私はこの言葉を聞いてハッとしました。そうか、わたしも未来に生きる人たちを守るというミッションを脊負い、挑戦を続けていくべき若者の一員なのだと。現地でもボランティアは終えましたが、今被災地のために出来ること、そして未来に生きる人たちを守るために自分は何をすべきか考え続け行動したいと思います。

ひらめき今回の学び
“思い”を継続して行動することの大切さを学んだ

足明日への一歩
このエピソードを多くの人に伝えたい


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2015年04月09日

一番身近な先輩のおはなし

おひさしぶりです。meteorでするんるん

先日法事があり東京へ。
法事の時にしか会えないような遠縁の親戚にも会うことができ懐かしいひとときグッド(上向き矢印)
施主を務めた私の父が法要のあと挨拶をしたのですが、そこで意外な一面を知ることにexclamation


「お父さん、しゃべるの上手いな・・・」


形式上の挨拶に加え、故人を偲ぶ思いも込めつつ固くなりすぎず、法要の場に応じた適度なユーモアも交えながら絶妙のタイミングで会食がスタート。

カンぺを作っているわけでもない。
普段からそんなおしゃべりでもないし、おそらく父が会社でスピーチをする機会もなさそうなんだけど…。
年の功だから自然に出来るのか?意識してやっているのか?目

ここ数年、「ぴかぴか(新しい)ひとに上手く伝えるぴかぴか(新しい)」ことが課題で文献を読み漁り、友人に教わり、思考錯誤していた私。
だからスピーチ力の高い人にとても憧れていました。
刺激を受けるのは同世代やスクールで出会った友人、同じ業界の人からがほとんどでした。

ところが、しがない(失礼exclamation)サラリーマンだと思っていた父の意外なスピーチ力。
当たり前だけど父は社会人の先輩なんですよね。しかも憧れていたスピーチ力の高い社会人ぴかぴか(新しい)
父と娘でお互いの仕事のことってそんなに深く語りあう事はなかったけど、社会人の後輩として色々聞いてみよっかなグッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)
そんなことを思った法事の日の出来事でした目



ひらめき今回の学び
  先輩は思っているより身近にいた!

足明日への一歩
  とりあえず先輩のゴルフ打ちっぱなしに付き合ってみよー!



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2014年11月12日

終末期医療のこれからの課題

おひさしぶりですexclamationmeteorでするんるん
先日ある学会に行ってきました。
学会に行くとネタが見つかりブログを書ける私です…。
そのなかで興味深いテーマがあったのでご紹介します。

「コンパッション疲労とバーンアウト」

私は看護師で終末期医療を専門としています。
終末期医療の中で患者さんの死は避けられないもの。
問題となるのは現場医療スタッフのバーンアウトです。
本当ここ最近になって「エンディングノート」など「good death」への取り組みがタブー視されなくなってきていますが、やはり患者さんの死に敗北感や無力感を、時には罪悪感さえ感じる人もいます。そしてバーンアウトしてしまう、という医療者を何人もみてきました。患者さんの心身の痛みに対して心からの思いやりをもって接するがゆえ自らも傷つき疲労してしまう、それを「コンパッション疲労」というのだそうです。
それをうまく解消できればいいのですが、“医療者なんだから人の死を乗り越えて当たり前”という風潮とともに、自らもコンパッション疲労をしているということに気づかない、そして疲労が蓄積しバーンアウトする、医療や福祉に携わっている人ならではの職業ストレスです。
患者さんのケアだけでなくこういうトピックも多かった今回の学会。患者さんをケアする医療スタッフのメンタルケアもこれからの課題になりそうです。

ひらめき今回の学び
仕事ネタオンリーのマジメ記事を書いてしまいましたダッシュ(走り出すさま)

足明日への一歩
いえいえ、これが私のすすむ道なのだexclamation


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2014年08月24日

もしテニス部のマネージャーだった私がドラッカーの「マネジメント」を読んでいたら

夏の思い出。先日学生時代のテニス部仲間とテニスをしてきましたexclamation

暑さと30オーバーの己の体力と虫との戦い…。ナイターの照明に虫が集まる集まる(笑)

学生時代はあんな炎天下晴れの中、毎日毎日よく部活を続けられていたなと当時の自分たちの体力に今更ながら感心します。


今でも仲間と会うとふとあることを思うのです。


“もしテニス部のマネージャーだった私がドラッカーの「マネジメント」を読んでいたら”


どうなっていたのか?



社会人になり年数もそこそこ経った時にある人に“これからは組織の勉強もするといいよ”と「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」を薦められました。

通称「もしドラ」は小説ですが、いわゆるビジネス系の書籍を読み出したのはこれが初めてで、私の中で価値観が変わり視野を広げるきっかけになった一冊です。それと同時に学生時代テニス部のマネージャーをしていた私は、もし当時主人公のみなみちゃんのようにドラッカーを手にしていたらテニス部のメンバーをインターハイに連れて行ってあげられたのではないか…と自分の不甲斐なさに涙してしまったのですあせあせ(飛び散る汗)


はい、わかってますよ(笑)すぐに感動したものに影響されてしまう単細胞な自分、ましてや勝利するということはそんな単純なものではないということは。そしてそんなことを考えること自体が自分の驕りに過ぎないのではないかと。でもこの小説を読んだ時は当時マネージャーを務めていた自分の無能さぶりを自覚し本気で悔しくてしょうがなかったんですよねもうやだ〜(悲しい顔)


今なら【高校生の部活マネージャー】という言葉をどう定義づけし、どんな役割を期待されているか組織の中で話し合うことから始めるかな、なんて少し冷静に考えれるかも??

いや、私にもっと朝倉南ちゃんのようにマドンナ的要素を携えることが出来ていたらメンバーのモチベーション向上につながったのか?うーん。。。ふらふら



まあこんなアホな私と変わらず付き合いを続けてくれる仲間と大人になってもテニスが出来るなんて本当に幸せなことだなと改めて感じた夏なのでしたわーい(嬉しい顔)exclamation



ひらめき今回の学び

ブログ初投稿の時にも「もしドラ」のことを書いてるexclamation

やっぱりとても影響を受けた一冊らしいグッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)

仲間と良書の出会いは大切るんるん


足明日への一歩

また新しい気づきがあるかもしれないのでもう一度もしドラ読んでみよう






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2013年12月22日

おひとりさまの死

meteorです
今日は月ごとのテーマではないのですが、自分の気持ちを整理するという意味も込めてあるエピソードをお話ししたいと思います。それはあるひとりの患者さんの看取りに関するお話です。

先日以前同じ職場で働いていた先輩とお食事する機会がありました。この先輩と私の看護観はとても共通することが多くて今でもよく相談にのっていただいている大切な人です。その先輩と同じ職場で働いているとき今でも忘れられないある患者さんの看取りを経験しました。

患者さんは初老の男性で末期がんに侵されていました。懸命に治療を受けていたけど残念ながらもう先は短いと医師から告げられていました。その患者さんはいわゆる天涯孤独という状況でお見舞いに来る人は誰もいませんでした。たまにお役所から事務的に面会があるのみ。私はきっと彼はとても寂しい思いをしているのだろうと思っていました。

そんな彼の趣味はパチンコでした。看護師に黙って近くのパチンコ屋さんに行ってしまうこともありました。病院に戻ってくると息を切らし、黄疸という症状が出て顔は真っ黄色。パチンコ屋さんで他のお客さんはさぞかしびっくりしたでしょうね。
でもそんな状態でもパチンコ屋さんから帰ってきた時はいつも満足げで嬉しそうなのです。そんな顔みたら行くの制止できなくて、こっそり後をつけて見守っていたこともありました。

しかしいよいよ体力も落ち、ついに看取りの時を迎えました。苦しむことはあまりなく穏やかにその時を迎えたように思います。ただ家族や友人に看取られることなく寂しかっただろうな、と思いながら私はエンゼルケア(死後の処置)を施していました。するとふっと先輩が何かを彼の手に握らせてこう言ったんです。
「あっちの世界行っても負けたらあかんで」って。
そう、手の中にはパチンコ玉がひとつ。私はその瞬間、すでに息を引き取った患者さんの顔がほころんだ様に不思議とみえたんです。

“おひとりさまの死”は寂しいものだと勝手に決めつけていたけど違いました。その顔を見た瞬間彼はきっと愛情に満たされて旅立つことができたんだなと思いました。好きなパチンコを最期までやって、それを理解してくれる人に見守られながら生を終えられたのですから。


因みにどうしてパチンコ玉を持っていたのか聞くと、「たまたまポケットに入ってた」と先輩は言っていましたが、きっと彼がこの世を旅立つときには持たせてあげようと思って準備していたのでしょうね。
食事会でこの話をすると先輩は「そんなことあったっけ?」なんて笑っていましたが、私にとっては忘れられない経験でした。

今後少子高齢化や家族の在り方の変化などから“おひとりさまの死”は増えていくと思います。でも彼のようにおひとりさまだって孤独や寂しいとは限らない。医療者の関わり方如何で穏やかに最期を迎えられることが出来るかもしれない、そういう医療を目指したいと実感した出来事でした。

今思うと私が終末期医療を志したきっかけだったのかな??
大切な先輩との再会で初心に戻ることが出来た気がした一日なのでした

ひらめき今回の学び
人との関わりの中で自分の価値観は創られる。

足明日への一歩
人との繋がりを大切に。そして自分の信念をいつも問い続けよう。


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posted by meteor at 02:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | meteor | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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